なぜそうなったのか
明治大学の志願者数が早稲田を抜いて一位になった。
という結果だけ、新幹線の電光掲示板で見て、
なんでだ!?つーか結果だけ報じて
どうすんだよと思いながらも、
ひと月近く経ってしまった。
ふと思い出して
前の部署の若者に聞いてみた。
1分くらいで、
・国際日本学部がセンター3科目導入
センター試験受ければ、三科目の
スコア提出のみで受けることができる。
普通の入試のようにテスト受けなくてよく、
しかも受験料安い
・国際日本学部が早稲田の国際教養学部と
入試日がかぶっていたがずらした
この2点で約3000人増。
隔年現象あるものの、これがでかい。
(延べ。入試志願者は普通延べ人数で扱う。)
って返事が返ってきた。さすが!!おたけ偉い。
こういう入試分析は、いわゆる大学入試広報戦略の中でも
結果がすぐでるので王道です。
予備校は、こういう戦略のコンサルを大学に対してよくやっている。
(志望校の競合具合など、データを一番持っているから)
入試広報の人と話をするとき、こういう話は大好きな人が多いので
前の部署でも毎年営業で手分けして、公開情報集めてエクセル作る
とこからやっている。
でも、この数字があんまりその大学の
本質を示す指標として誤解されやすい
扱いをされていると、違和感あるんだよなあ。
国際日本学部は早稲田の国際教養学部に
行く奴は多分奪えないわけで。
安心な滑り止めとしてのポジションをきっちり設けて、
そこを取りこぼさなかっただけで。
勿論そうして収入を得ることはすごい大切だが、
それが即大学の総合的な実力と
考えないほうがいいと思うのです。
っていう気持ちで、ちゃんと高校生は見ているのか?
私は見てなかった。見たら、面白いのになあ。
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